2013年7月21日日曜日

離為火(りいか)

易については全く素人だが、
インド占星術をたしなまれる方々が易にくわしいため、
その影響で自分も興味をもっており、
時々易で占ってもらう事もある。

その中で、最近特に関心を持っているのが
離為火(りいか)という卦。

離為火についてネットで検索すると
「輝く知恵や徳」について書かれているものが多いが、
同時に
「火が空に散って消えるがごとく生じる、人との別れ目」について解説してあるものもある。
しかし離為火が示す別れというのは、
どうも私の感じるところでは
「一見 散ったように見えるが、その実、全く離れられないでいる状態」
だなという印象が強い。

よく例えとして、
「木材に付いて燃えている火」が挙げられているが、
まさにあの様だなと。

木材から立ちあがった炎は
確かに空中でちりぢりになって消えてゆく(解散する、別れる)が、
その炎の本体は、変わらず木材と共に存在するのである。
この「木材」と「炎」とは、どんなに別れようと思っても別れられない運命共同体で、
なんだろう、

例えるなら、喧嘩ばかりしている夫婦みたいなもんだろうか。

喧嘩をして「もう実家に帰らせていただきます!」と言っては家を飛び出し、
やがてまた戻ってくる。
そもそも実際には、離れるという選択肢がないという感じがする。

良いか悪いかは別にして、
ひとたび火が発生してしまったた瞬間から
両者は根本的には離れられない。

本当に離れるのは、
木材が燃え尽きた時か、
炎そのものが尽きてしまった時、
その2つだけなのかも知れない。
そうイメージすると、この卦はとても面白い。

エネルギーを消費される木材の側は
一見すると損なイメージになるかも知れないが、
しかしこの木材側は、
炎と一緒にいる限り、炎がもたらす明るさを得ることができる。
また炎の側は、木材がある限り、自分の帰る場所を失わない(自分が存在し続けられる)。
もちつ、もたれつ。

易の卦は、イメージを膨らませると楽しい。