2013年8月3日土曜日

一流のセールスマン

一流のセールスマン。
社内に巻き起こった抗争が原因で、やむなく独立を決意し、自分で起業。
1年足らずで事業を軌道にのせ、すでに前線からの引退を考えている。

チャートを見てみたところ、
強運を思わせるポイントがこれと言って見つからなかった。
「思った以上に、苦労してきたように見える」と伝えると、
「次から次へと、大変な事ばかりだった」と答える。
普通、それなりに事業がうまくいっている人間は、なかなかこういう答え方をしない。
こういう答え方をしたなら、想像を絶する苦労心労があったと見て間違いない。

ただ、
引退を考える本人の意思に反するように、
獅子座が非常に強調されたチャートになっている。

なかなか、周囲が引退させてくれないだろうし、
引退しても何かと表へ引っ張り出されるに違いない。

というのも、隠居を示唆する12室が弱い。
星との絡みがほとんど無い。

ただ、
引退を考える本人の意図も分からなくはない。

というのも、土星が弱い。

事業家において土星は、マネジメント能力を司る。
(組織や仕組みを構築したり管理したりする実務能力)
土星が弱かったり、土星のパワーを上手く使いこなせていなければ、
マネジメントが苦手で億劫に感じるハズである。

この人の場合は、
とりあへず獅子座よろしく社員の上に座しておいて、
実権は誰かに握らせておくというのが理想型になるだろう。

余談だが、

土星と火星が相互アスペクトしており、
土星は弱めだが火星側のエネルギーが非常に強いことから、
気性の激しさや情熱の高さが窺える。

そのモチベーションの高さで、困難を乗り越えて来たものの、
社長業には向かなかったというところか。

商売を司る水星の状態は、ほどほどで、これと言って特徴がない。
月もノ―マルすぎて、やはり特徴がない。
起業せざるを得ないような事情がなかったら、彼は一生 起業しなかっただろう。
恐らく周囲から望まれて、獅子座よろしく担がれる形で
起業を決意したと想像できる。

強いていえば、ダシャムシャにおいて 月が減衰している。

--------追記--------

起業から1年目というのは、普通は
最も仕事が楽しくて仕方がない時期である。(ほどほどに上手くいっていれば、だが)
好奇心は程よく満たされるし、成果も見えてくるし、
新しい世界へ飛び出す1年前の自分と比べれば
明らかに知識レベルが上がっている。

にも関わらず
前線からの離脱を考えるという事は、
それだけ経営に対して相当な苦手意識を抱いているか、
さもなくば、責任を果たしがたくさせる何らかの重大な災いが発生したと考えられる。
(例えば病気の発症、天災など)

この人物の場合は、どちらも考えられる。

火星(情熱)の強さと、獅子座の強さが、仕事をする上で有利に働くものの、
どちらかと言えば特徴の少ないチャートである。