2017年4月4日火曜日

減衰のバンガ(3)

火星は、力強くて男らしい星である。
鋭い行動力を持ち、身体を動かすのが大好き。
格闘技の選手などをイメージすると分かりやすいだろう。
これが高揚していると、血を見る機会が増えるが、勝負運が強くなる。
敵を打ち負かすという意味では、弁護士にも向いている。

火星が減衰していると、どういう現象が起きるだろうか。
力は出ないし、攻撃するのもされるのも苦手、運動音痴なのでアウトドアにも興味がない。
物事に、自分からぶつかっていく気力が無い。
一時期 流行した、草食系男子、といったイメージがある。

では、この減衰がバンガしていたら、どうなるだろうか。
力が出ない、攻撃をしない、強い意志で物事をコントロールする事もない。
実はこれ、スポーツを極めた人達がしばしばたどりつく、究極の境地。
どういうわけか、スポーツの技術が洗練されるほど、こういう所へいきつく。
力を使わない(脱力状態で技を決める)、
攻撃をしない(こちらから仕掛けずに、相手や周囲の力を利用する)
強い意志を示さない(無意識の作用で全体をコントロールする)
これは、運動をしない人にはピンと来ないかも知れないので、もっと分かりやすい例をあげておく。
自転車の乗り方を思い出して欲しい。
乗り始めのころ、ほとんどの人は、ものすごい力でハンドルを握り締め、倒れないように必死でペダルをこぎ続け、無理に自転車の動きを制御していただろう。
ところが大人になってからは、どうだろうか。
きっと自分では、両手でしっかりハンドルを握っているつもりになっているが、実際には、そっと手を添え、体重をかけているだけだ。
そして、ちょちょいと指先に力をいれるだけで、自由自在に進行方向をコントロールしているはずだ。いや正確には、指先もろくに使っていない。腕への体重のかけかたを変えているだけで、もっと言えば片腕だけでも十分である。
ほとんど力を使っていないので、腕が筋肉痛になるという馬鹿げたことにも、ならない(競輪選手なら別だが)。
ペダルはどうだろう?
時々こぐだけで、自転車は前へ走ってゆく。
決して自分の足でこぎ続けている訳ではない、実に楽ちんな乗り物である。
ボーっと他の事を考えながら、無意識に操縦している事に気づくだろう。
そこに「自転車をこいでやるぞ!」という強い意志など、皆無なのである。
力んだり、意気込んでいたりすると、人よりも早く学習して乗れるようにはなるが、実のところ理想的な操縦は出来ない。
一方、脱力と無意識をモノにできれば、神がかり的な繊細なコントロールが可能になる。
他の星の減衰バンガと同様、“引き算”を極めた延長線上に、異次元の成功がある事が分かると思う。

頭髪が薄くて悩んでいる人が、
思い切ってつるっぱげにして、とたんに「スキンヘッド」というオシャレ上級者へと変貌するケースがあるが、
まぁ、同じような事ですね(・_・)いやまじで。うんうん。
まぁ、クセはあるけどね。
スキンヘッドにしたとたん、かっこ良くなっちゃう人は、頭髪 減衰のバンガです。

すみません。