2018年4月24日火曜日

経験と印象とが別次元にある問題

不幸な出来事を経験している人に、
その出来事に対する感想をたずねると、
とても大変だったと答える人と、とても勉強になって充実していたと答える人がいる。
わずかな借金に心身を削る人もいるかと思えば、何千万円もの借金があってもケロッとしている人がいる。
将来の運勢をみる時、起きると予測した出来事にもとづいて「この時期は大変です、この時期はハッピーです」と伝えると、いまいち上手く当たらない。
どうも、出来事を主体に考えてしまうと駄目なようだ。
本人がその時期に、“どのような精神状態なのか”をまず読み解き、感情的なものをベースに解説しなければ、上手く現実とフィットしてくれない感がある。

話は少し変わるが、
自分のとても金運が良かった時期と、とても金運が悪かった時期の、実際のお金の流れがどうであったかを、残していた記録から計算し直してみた事がある。
結果は実に面白いものだった。
「金運が良かった、最高の気分だった」と思っていた時期の中に、
実際にはかなりお金の入りが悪かった時期もまざっている事が分かった。
反対に、
「ものすごくお金で苦労した」と思っていた時期の中には、
最高レベルに収入が高かった時期がまざっていた。
お金の実際の出入りだけを数値化したグラフと、
その時に感じていた豊かさのグラフとが、
残念なほどに一致しない。
(感情面の変動については、長年まめに日記を書いていたため、グラフ化は容易だったし、自分の中の記憶ともほぼ完全に一致していた。)

経験と印象とは別次元なのだと、改めて認識した。